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タイトル |
森の戦士ボノロン オオカミとひな鳥の巻(19)(モリノセンシボノロン オオカミトヒナドリノマキ) |
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ザギルというらんぼう者で嫌われ者のオオカミがいました。
ある日、ザギルは落ちてきたたまごを受け止めます。
するとたまごの中から小さなひな鳥があらわれ、ザギルを「お父さん」と呼び、親だと思い込んでしまいました。
ひな鳥をググと名付け、もっと太らせてから食べてしまおうと考えるザギル。
しかしふたりはいっしょに過ごすうちに仲良くなっていきます。
そこへ、ググの親の願いを叶えるためにボノロンがやってきました。
たまごを落としたことを悲しんでいたのです。
ググをここまで大きくしたのは自分だと、ザギルは反抗しました。
そのころ、ググはいつのまにか飛べるようになっていました。
ほかの鳥たちをふしぎそうに見つめるググ。
ザギルはその姿を見て、ある決心をするのでした…。