家畜の行動や生態、性格などを学べる絵本。シリーズ1巻目は、家畜の中でもとくに大きい部類である牛の魅力に迫ります。
草だけを食べて、あの巨体を維持し、子牛が必要とする量の何十倍もの乳を出し、さらに肉となって、人の重要な糧となる。まさに「利他」を体現している動物です。
共に暮らし、認め合いながら、信頼関係を築いてきた人間と家畜。
私たち人間の生活を支えてきた牛たちのことを知ることで、地球環境や生き物のことを自分ごととして考えるきっかけになります。
≪厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財≫
≪全国学校図書館協議会選定図書≫
●監修・指導
栗本まさ子(公益財団法人日本乳業技術協会代表理事、元農林水産省・内閣府、獣医師)
田中誠也(一般社団法人日本草地畜産種子協会)
寺岡弘文(東京医科歯科大学名誉教授、理学博士)
前田匡彦(しののめファーム代表)
●イラスト
生田裕人 牛川いぬお エダりつこ 城谷英男 向カテリーナ
生存競争のチャンピオンになれた牛の歩み …… 4
牛が家畜になれたわけ …… 6
大き〜い! 食べる量も出す量もスゴイ! …… 8
上の前歯がない牛。どうやって草を食べるの? …… 10
草だけで生きられる反芻のヒミツ …… 12
より速く走るために、指を2本にした …… 14
ボーッとしてない目・耳・鼻 …… 16
子牛を生まなければ乳は出ない …… 18
緑色の草→赤い血液→白い牛乳になる不思議 …… 20
みんな白い乳。だけど、ちょっとずつ違う …… 22
牛肉を食べても牛にならないのはなぜ? …… 24
牛と酪農家の一日誌上体験 …… 26
牛の気持ちもいろいろ …… 28
家畜と地球温暖化について1 …… 30
家畜と地球温暖化について2 …… 32
用語解説 …… 34