|
タイトル |
学校法人の内部監査(ガッコウホウジンノナイブカンサ) |
|
近年、多くの学校法人は少子化に伴う生き残りをかけた経営戦略を展開していますが、ガバナンス体制におけるチェック機能の欠如に起因する問題が散見され、学校法人を取り巻く環境は非常に厳しくなっています。
そのため、ガバナンス強化は喫緊の課題となっておりますが、このガバナンス改革に先んじて取り組んできた追手門学院では、その一環として内部監査室の設置及び積極的な監査業務(教学監査を含む)実施しております。
他方、内部監査の必要性・重要性は年々高まっておりますが、それを理解する学校法人の内部監査に関する書物が少ないことから、本学院の内部監査業務を分かりやすくご紹介することにより、各学校法人の業務活性化の一助になるべく作成いたしました。
■はじめに
■第1章 追手門学院の監査体制
1.三様監査の仕組み (1)本学院における監査体制の特徴
(2)背景・歴史
2.監査対象 (1)事務組織から見た監査対象
(2)業務分掌から見た監査対象
(3)基本方針から見た監査体制
3.監査人員 (1)内部監査室の位置付け
(2)内部監査室員の素養・特性
■第2章 学校法人に求められるガバナンス
1.制度設計から
2.コーポレート・ガバナンスから
3.大学ガバナンス・コードから
■第3章 追手門学院の内部監査業務
1.追手門学院の内部監査室
2.監査 (1)部門別監査
(2)教学監査
(3)公的研究費補助金監査
(4)システム監査
(5)フォローアップ監査
(6)日常監査
3.監事の支援
4.公益通報の窓口
■第4章 監事監査
1.私立学校法の改正と役員(理事・監事)の職務
2.監事の業務
3.監事監査の実際
4.内部監査との連携
■第5章 今後に向けて
1.監査上の課題
2.第3期中期経営計画
3.長期構想2040
■理事長インタビュー ガバナンス改革を振り返る
■付 録 追手門学院の監査に関する規則・規程
■おわりに
■執筆者紹介