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タイトル |
手塚治虫 ママー探偵物語(テヅカオサム ママータンテイモノガタリ) |
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手塚治虫が10歳から16歳にかけて描いた『ママー探偵物語』を中心に編んだ幻の秘蔵作品集です。これまでムックや展覧会でその一部が発表・展示されることはありましたが、その作品の全貌は不明のままだった、謎の生物「ママー」が登場する物語をまとめたものです。
糸で綴じられた冊子が数冊残されていて、その中のものを収録しています。
17 歳のデビュー作「マアチャンの日記帳」以来、手塚治虫は生涯を通じて数多くの作品を発表しましたが、創作自体はそれ以前の幼少時にまで遡ります。
当初は模写や紙芝居のスタイルで描かれていたものの、小学生の頃には、早くもオリジナルキャラクターを生み出しています。とりわけ有名なのが、物語の展開を無視してコマに割り込んでくる正体不明の不思議な生物の数々で、その筆頭がヒョウタンツギ、次いで印象に残るのが、謎の生物「ママー」です。 13 歳の手塚少年が描いた『ママー探偵物語』(1941 年)。堂々主役を演じたママーは、作中でその後のヒゲオヤジを彷彿させる名探偵ぶりを発揮しています。
初めてまとまる、デビュー以前の手塚作品は、漫画史を揺るがす、貴重な書籍となるに違いありません。
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