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タイトル |
心の絶対法則 なぜ「思考」が病気をつくり出すのか?(ココロノゼッタイホウソク ナゼシコウガビョウキヲツクリダスノカ) |
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人には様々な負の感情がある。「トラウマ・ジレンマ」「支配欲」「反動」「依存」「被害者意識」など。
これらの感情が不幸な環境を生み出し、さらには肉体に影響を及ぼして病気をつくり出す構造を解き明かす。これら負の感情を解消するため、世は「愛」「癒し」「言霊」の商売であふれている。しかし著者は「それらはすべて依存ビジネスの販促戦略である」と言い切る。
負の感情を転換するために、目先の愛や癒しはむしろ毒にしかならない。真に負の感情を転換したければ、負の感情をつくり出した原因を突き止め、向き合うことでしか本当の転換は生まれない。そして人間の心はもともと「依存」「自己正当化」するようにセッティングされていると説く。これが「心の絶対法則」だ。
本書ではまず、人間の心はどのような法則で動いているのか17の「心の絶対法則」を解説し、問題をつくり出した事実との向き合い方を教える。また新型コロナ騒動時には、日本は事実を客観視できず、同調圧力に負ける人々で満ちあふれた。
第3部では数字を基に新型コロナ騒動を分析するとともに、まるで太平洋戦争当時と同じように自粛警察が横行した日本人のメンタルにも痛烈な批判を加える。
依存や薬害の専門家として多くの患者と向き合い、東洋医学の専門家でもある著者が、実際に診療に使っている精神構造分析法「内海式」の教科書であり、大胆な人生転換のための書である。