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タイトル 生きとってもしゃーないと、つぶやく96歳のばあちゃんを大笑いさせたお医者さん 患者と家族の心をよみがえらせる医療(イキトッテモシャーナイトツブヤクキュウジュウロクサイノバアチャンヲオオワライサセタオイシャサン カンジャトカゾクノココロヲヨミガエラセルイリョウ)
著者名 中大輔(ナカダイスケ)
出版社名 ユサブル
ジャンル 美容・暮らし・健康・料理
isbnコード 9784909249555
書籍のサイズ 単行本
発売日 2024年01月18日頃
販売価格 1,760
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「船戸は一人ひとりの診療に時間をかけ、コミュニケーションをとっていた。 まるでご近所の井戸端会議のように、診療室ではしょっちゅう笑い声があがっていた。 船戸が冗談を連発し、患者を爆笑させていたのだ。また、患者の話で船戸が笑い転げていた。 こういう医療もあるんだな、大橋は新鮮な驚きを覚えた」。 本書は岐阜のあるクリニックの取材した医療ドキュメントだ。 医療とは何か? けが・病気を治し、患者を救うことである。 当たり前のことだが、医療には様々な形がある。ブラックジャックのように、鮮やかなメスさばきで患者を救う医療、赤ひげのように心を癒すことによって患者を救う医療。 正しい形は無数にあるのが医療である。 本書に登場する船戸崇史は元々外科医から、在宅・地域医療の世界に身を投じた医師である。ベストセラー「がんが消えていく生き方〜外科医ががん発症から13年たって初めて書ける克服法」の著者としても知られている。 その方針は「サポーターとしての医療」。あるときは、末期がん患者のお花見に寄り添い、あるときは、患者以上に疲弊し不安をかかえている介護家族の相談に、診察以上に時間をかける。 現代医療は技術・検査法などが進化した半面、「医者がモニターしかみない」「体中管だらけになって死を迎える」などの進化したゆえの矛盾も指摘されている。もちろん、そこに正解はない。 しかし、さらに高齢化が進んでいく日本において、船戸医師が理想とする「心を救う医療」はますます重要性を増すのではないか。 自分の体が動かなくなったら、がんにかかってしまったらどんな医療を受けてみたいか、そんなことを考えさせてくれる1冊。






 
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