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タイトル |
奈良原一高のスペインー約束の旅(ナラハライッコウノスペインーヤクソクノタビ) |
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「旅」と呼ぶには、僕の心はあまりにもスペインの土に
住みつきすぎていたのだ。-奈良原一高
揺れる60年代、スペインの人々と共振しながら
自らを見つめた、若き写真家の「旅」の軌跡
1960年代、自らの生き方と写真表現を見つめ直すため、奈良原一高は日本を出てヨーロッパで思索の日々を送ります。深く心奪われたのはスペイン。祭りに歓喜し、闘牛に命を賭け、激動の時代をしたたかに生き抜く人々-彼らに共振しながら撮られた、圧倒的にダイナミックな〈スペイン 偉大なる午後〉。本書はそのシリーズからモノクロ写真120点を厳選し、親友のグラフィックデザイナー勝井三雄とのコラボレーションにも注目。同時期に撮影された〈ヨーロッパ・静止した時間〉の名作15点も加え、若き写真家の「旅」の軌跡を、半世紀ぶりにたどります。