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タイトル 陰陽師とは何者か(オンミョウジトハナニモノカ)
著者名 国立歴史民俗博物館(コクリツレキシミンゾクハクブツカン)
出版社名 小さ子社
ジャンル 人文・思想・社会
isbnコード 9784909782212
書籍のサイズ 単行本
発売日 2023年10月10日頃
販売価格 2,750
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いま「陰陽師」といえば、多くの人が思い浮かべるのは、小説やマンガなどに描かれる、人知を越えた霊的な能力を持つ平安時代のマジカルな存在、安倍晴明の姿だろう。 しかし陰陽師は平安貴族の政争のなかにだけいるのではなかった。 歴史を通じて、古代から明治はじめまで陰陽師は存在し、社会のなかで大きな役割を果たしてきた。 時間と空間(方位)の吉凶を調整し、占い、祭祀、まじないに携わることによって、国家の存立からお産・病など個人のくらしにいたるまで、人々に安心をもたらし、未来への指針を示してきた。各時代の暦の作成・頒布にも深く関わった。 そのために最新の知識・技術や経験を継承し、時間と空間に対する感覚をつちかい、磨き上げ、それらを人々に伝える真摯な努力を続けてきたのが陰陽師である。 本書は、具体的な資料にもとづいて、古代から近代にいたる歴史のなかで、陰陽師がどのような役割をはたし、どういった文化を担っていたのかを紹介する。 また、安倍晴明にまつわる「ものがたり」も取り上げ、伝承の世界の陰陽師像についても見つめ、最後に陰陽師たちが作り、広めた暦に焦点をあて、その現代に至るまでの姿を追いかける。 240点以上の資料をカラー写真で掲載。 【2023年10月3日から12月10日に国立歴史民俗博物館で開催する同名の企画展示の図録】 ■執筆者(執筆順) 小池淳一(国立歴史民俗博物館) 細井浩志(活水女子大学国際文化学部) 赤澤春彦(摂南大学国際学部) 遠藤珠紀(東京大学史料編纂所) 松山由布子(中京大学教養教育研究院) 田中大喜(国立歴史民俗博物館) 梅田千尋(京都女子大学文学部) 山本琢(京都府立京都学・歴彩館) 小田真裕(船橋市郷土資料館) 近藤絢音(神奈川県立公文書館) 水谷友紀(京都府立大学) 林 淳(愛知学院大学文学部) 小田島梨乃(東京大学大学院博士課程) 下村育世(日本学術振興会特別研究員) ■目次 第1部 陰陽師のあしあと  第一章 陰陽師、あらわるー古代の陰陽道  第二章 陰陽師、ひろがるー中世の陰陽道  第三章 陰陽師、たばねるー近世の陰陽道  第四章 陰陽師の仕事  第五章 陰陽道と民俗 第2部 安倍晴明のものがたり  第一章 安倍晴明とその子孫  第二章 安倍晴明のライバルたち  第三章 転生する安倍晴明 第3部 暦とその文化  第一章 暦をくばる  第二章 暦をかえる  第三章 暦をそろえる






 
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