古典と古楽は、いつだって新しいーー
フランス・ニース在住の俳人と、オランダ・ハーグ在住の古楽器奏者による、言葉と音への親愛と懐疑に満ちた24の往復書簡。文芸と音楽、地中海と北海、断片と物語との、あざやかな響きあい。
人気ウェブ連載を書籍化。
はじめに
1
第1信 きらめくらくがき
第2信 耳は意味を探してしまう
第3信 なしのたわむれ
第4信 辺境への誘惑
第5信 ことばはこばと
第6信 音のこどもたち
第7信 ありやあらずと
第8信 詩と道と
第9信 存在の青い灰
第10信 片隅と世界と
第11信 ゆめにめざめる
第12信 この地上で
2
第13信 日曜日の午後の軽い手紙
第14信 文と不死
第15信 うちのそと
第16信 ふわふわふうみ
第17信 未来を読むこと
第18信 ものがたりのはじまり
第19信 隠された接続詞
第20信 みえないたくらみ
第21信 間の呼吸
第22信 わたしのあだしの
第23信 限りない広がりと空白
第24信 ふりだしにもどる
おわりに
おもな引用・参考文献