月刊「詩とメルヘン」に掲載された安房・味戸コンビの全作品を収録。すべての装画がオールカラーの豪華愛蔵本。
「あの海の色は いつも 私の中にあります」
お互いの存在も知らずに、同じ風に吹かれ同じ函館の海を見つめて育った安房直子と味戸ケイコが、20年後の東京で出会い、約10年間にわたり二人で月刊『詩とメルヘン』誌上に発表した17編の物語集です
ほたる、夢の果て、声の森、秋の風鈴、カーネーションの声、ひぐれのひまわり、青い貝、天窓のある家、奥さまの耳飾り、誰にも見えないベランダ、木の葉の魚、花の家、ある雪の夜のはなし、小鳥とばら、ふしぎな文房具屋、月の光、星のおはじき