都会で大きな問題となっているカラス。その問題の本質を描いた、戸田幸四郎の創作絵本です。
山を追われ、都会で生きるカラス。必死で生きようとするカラスとそれを見守る少女の姿を、版画調の美しい絵で綴った感動のおはなしです。
街を汚すなど、嫌われるカラスですが、考えてみるとこれは人間の行いが生んだ問題なのです。
少女の対等で優しいまなざしが、私たちが見落としがちな大切なことに気づかせてくれます。
「こんな絵本が欲しかった!」出版以来、感動のお便りが途切れることはありません。
現代の社会問題を背景にした、新しい童話絵本です。