【博雅堂の『おはなし名画シリーズ』】
「おはなし名画シリーズ」は、「子どもが気軽に本物の芸術に触れられる環境を作りたい」という思いから作られた子ども向けの高品質な大型美術全集です。
画家の生涯を辿りながら、その作品を観賞できます。平成4年初刊以来、多くの新聞紙上にとりあげられ、「絵が大きく色も鮮やかで、文章も読みやすい。幼いころから良い絵を与えることで、子どもたちの感性を伸ばすのに役立つだろう」と高い評価を頂いています。「日本図書館協会」「全国学校図書館協議会」の選定図書であり、多くの学校教科書でも推薦されています。
美術入門書として子どもから大人まで楽しめます。
入学祝いやクリスマスプレゼントとしても大好評のシリーズです。
【やなせたかしさんの推薦の言葉】
「ぼくは絵の好きな子どもだったから、ちいさい時から父の書斎の美術全集を見て育ちました。しかし、それはみな大人用のものでしたから解説の文章は理解できなかったです。もっと画家の人間性そのものを知りたい。この絵を描いた人はどんな人だったかを知りたいのに、技術的な枝葉の解説が難解でした。この「おはなし名画シリーズ」は版も大きく絵も鮮明で、子どもはもちろん、大人が読んでも充分に面白くて、絵を見る楽しさと面白さが三倍になるとぼくは思います」
・第10巻 「ピカソ」 (B4変型版 オールカラー60ページ 収録図版33点)
晩年、子どもの絵の展覧会を見た高齢のピカソは「この子たちの年頃には、私はルネッサンスの天才のように正確に上手な絵を描くことができた。でも、この子どもたちのように描けるようになるには一生かかった」と語っています。そして、最後まで絵に対する情熱を燃やし続け、91歳で静かに息をひきとりました。8歳の時に描いたデッサンから「青の時代」「赤の時代」を経て、56歳で描いた「ゲルニカ」、独特の画法『キュービズム』の数々の傑作、そして90歳の自画像まで、年と共に変わる画風を楽しみながら天才画家パブロ・ピカソの生涯を辿ります。