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タイトル |
生きろ 島田叡 -戦中最後の沖縄県知事(イキロ シマダアキラ センチュウサイゴノオキナワケンチジ) |
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「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」の佐古忠彦監督が、
太平洋戦争末期の沖縄県知事・島田叡にスポットを当て、知られざる沖縄戦中史を描いたドキュメンタリー。
★沖縄戦を生き延びた住民、軍や県の関係者、その遺族らへの取材を通じ、
これまで多くを語られることのなかった島田叡という人物の生涯と、語り継ぐべき沖縄戦の全貌に迫った長編ドキュメンタリー。
★『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』2部作で沖縄戦後史に切り込んだ佐古忠彦監督が、
牛島満・第32軍司令官から島田にあてた手紙など、新たに発掘された資料も交え、沖縄の知られざる戦中史に迫った野心作。
★語りは、山根基世、津嘉山正種、そして佐々木蔵之介が島田叡の語りを担当。
小椋佳の主題歌『生きろ』はオリジナルで作られ、自身のアルバム「もういいかい」にも収められている。
「沖縄の人々の気持ちから全く消せないものに沖縄戦の体験がある」
亡くなった元沖縄県知事・大田昌秀さんの言葉である。
戦後も27年に及ぶアメリカの軍事占領を余儀なくされ、日本復帰から間もなく半世紀になろうとするが、いまなお沖縄が歩く苦難の道。
その原点こそが、大田さんの言う沖縄戦である。
『生きろ 島田叡ー戦中最後の沖縄県知事』は、その沖縄戦直前、そこが米軍上陸必至の死地であることを悟って県知事として敢然と赴任、60万県民の命を委ねられた一人の内務官僚の物語だ。
その映像も音声も存在しない中で、語りと数々の証言によって人物を浮き彫りにする、いわば挑みの作品である。