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タイトル |
ペトラ・フォン・カントの苦い涙 【Blu-ray】(ペトラ フォン カントノニガイナミダ) |
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異能の人ファスビンダーが、愛の孤独と絶望の中で葛藤する女性たちを描く。巧緻な作劇と計算されたキャメラワーク。
愛の不可能を重厚なドラマとして結晶させた傑作中の傑作!
★ヴィム・ヴェンダース、ヴェルナー・ヘルツォークらと並ぶ、「ニュー・ジャーマン・シネマ」の旗手であり、
僅か37年の生涯で44本の映画作品を遺し、後世の映画人に多大な影響を与えた夭折の鬼才、
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督のキャリア中期の傑作を、待望の国内再DVD化!
★1972年ドイツ映画賞主演女優賞/助演女優賞/撮影賞 受賞!
★2023/6/16~新宿武蔵野館ほか全国順次リバイバル上映。
★解説リーフレット&ポストカードを封入!
★同監督の中~後期の傑作、『不安は魂を食いつくす』、『マリア・ブラウンの結婚』各DVDも同時発売!
※両作の単品Blu-ray、及び本作Blu-rayも含まれた3枚組Blu-ray BOXも同時発売!
華麗なるファッションデザイナー、ペトラ。女主人として君臨する彼女の前に若く美しい女カーリンが現れる。
ペトラはカーリンとの愛に耽溺するが、やがて利用された挙句、捨てられるのだった…。
ファスビンダーがこれまでの素人俳優による集団創作から離れ、メロドラマへの新境地を開き、自身で書き上げた戯曲を映画化、濃密なる愛のドラマを生み出した。
映画のシーンは終始、主人公ペトラのアパルトマンの一室で展開される。
その演劇的空間と映画的構図、多彩な衣装や絵画による色彩効果、印象的な音楽の挿入など、
実験的な演出が取り入れられ、多作なファスビンダー監督の中でも最も完成度の高い作品となった(本作をNo.1に選ぶファンも多い。)。
物語にはファスビンダー監督自身の人間関係が反映されていると言われ、また初めて彼が同性愛を描いたものでもある。
逃げ場のない時間の中で、支配されるものと支配するものとの愛の残酷が見るものの魂に突き刺さる。
※内容は変更となる場合がございます。