ゴージャスに生き抜く。華麗に羽ばたく。
それでも人生は素晴らしい 人生に悔恨を残さぬために、伝説のヘアメイクドレッサーが親友のための最後のメイクへー。
実在の人物をモデルにしたハートフル・ロードムービー!
■実在の人物をモデルにしたハートフル・ムービーの誕生!
パトリック・ピッツェンバーガーは実在の人物がモデル。
監督のトッド・スティーブンスは17歳の時にオハイオ州サンダスキーのゲイクラブで、ミスター・パットが踊っているのを見て、衝撃を受けたという。
映画の道へ進んでから、いつか同郷のこの人気ヘアメイクドレッサーを題材にしたいと思い続け、その念願を叶えたのだ。
自身もゲイであるスティーブンス監督による本作は、エイズが蔓延した1990年の時代から現在に至るゲイカルチャーを真摯に見つめ、ゲイカップルの描き方にも愛が満ちあふれている。
社会的な立ち位置や相続問題などリアルなトピックも物語に取り込むことで、LGBTQ+映画の一本として、この『スワンソング』は誠実な仕上がりが達成された。
■パットを演じるのは映画界の秘宝、ウド・キアー。まさに”スワンソング”ともいうべき新境地!
主演にはドイツ出身でハリウッド作品でも活躍する世界的名優、ウド・キアー。初期の『悪魔のはらわた』から、
近年はラース・フォン・トリアー作品まで怪優ぶりも発揮するキアーが、その強烈な個性はそのままに、人生最後の仕事への逡巡をエモーショナルに表現。
時には激しく感情をあらわにして、時には静かに哀感を漂わせ、共感を誘う名演技を披露する。
共演は『プロミシング・ヤング・ウーマン』のジェニファー・クーリッジ、TVシリーズ「アグリー・ベティ」のマイケル・ユーリーら。
ユーリーはゲイであると公言した俳優、TVプロデューサーとしても知られる。
■観る人すべてが“変わる”ポテンシャルをもつ宝玉の一作!
人は誰もが年齢を重ね、時代とともに社会や生き方、価値観は大きく変わっていく。
その中にあって、不変な何かもある。
自分の使命が終わったと思っていたパットがもう一度、実力を示そうと決めたように、命が続く限り、人は新たな出会いと発見を繰
り返し、希望を見出すことができる。
そして知らず知らずのうちに、誰かの人生を変えることだってできる。
生きる人全てに捧げる宝玉の作品が誕生した。