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タイトル 紙屋悦子の青春(カミヤエツコノセイシュン)
アーティスト 黒木和雄/原田知世/永瀬正敏/松田正隆(クロキカズオ/ハラダトモヨ/ナガセマサトシ/マツダマサタカ)
発売元名 バンダイビジュアル(株)
ジャンル その他
JANコード 4934569626929
型番 BCBJ-2692
発売日 2007年06月22日
販売価格 3,656
サーチ
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日本映画に燦然たる功績を残した 黒木和雄監督(『父と暮せば』)の最後の魂のメッセージがここに…。 敗戦の色濃い昭和二十年・春。 両親を失ったばかりの娘・紙屋悦子は、鹿児島の田舎町で優しい兄・安忠、その妻・ふさと肩を寄せ合う慎ましい毎日をおくっていた。そんな彼女が胸に抱く願いは家族の平穏と、密かに想いを寄せる兄の後輩、海軍航空隊に所属する明石少尉の無事だけである。ところがある日、兄は別の男性との見合いを悦子に勧めてきた。それも相手は明石の親友・永与少尉で、明石自身も縁談成立を望んでいるらしい。傷心を押し隠し、永与との見合いに臨む悦子。 当日、明石に連れられて紙屋家を訪れた永与は、緊張のあまり失敗を繰り返しながらも、悦子に真摯な愛情を示した。 「…戦争のどげんなるか…私もどげんなるかわからんですばって…私はもうあなたば…一人にしません」 必死で搾り出す永与の言葉に対し、僅かな沈黙の後、「はい」と答える悦子。 だが、悦子は衝撃的な事実を知らされた。明石が特攻隊に志願し、間も無く出撃すると言うのだ。 出撃前夜、悦子にその言葉を残し、満開の桜の下を去っていく明石。 「その夜、たった一人で泣き尽くした悦子。 数日後、悲痛な面持ちで明石の死を告げに来た永与には、残された者同士の哀しみをがあった。 明石が書き残したという手紙を永与から受け取り、封を開けずに握り締める悦子。 そして、勤務地が変わる事になったという永与が去ろうとした時、彼女は今度こそ胸の中に秘めた想いを口に出した。 「待っちょいますから…日本がどげな事になっても、ここで待っちょいますから…」 「…はい」 「きっと迎えに来て下さい」 見詰め合う二人の頭上、散り始めた桜の花びらが舞う。 これから共に長い人生を生きる二人の、結婚を決意した最初の一歩がはじまるのだった・・・。








 
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