|
タイトル |
没後10年 ヤコペッティ残酷BOX【Blu-ray】(ボツゴ10ネン ヤコペッティザンコクボックス) |
|
-モンド(やらせ)映画の原点にして頂点ー
G・ヤコペッティの残酷シリーズ3作がHDニューマスター&オリジナル完全版で再降臨!
<収録内容>
・画面サイズ:1080p Hi-Def(スタンダード)
・音声:ドルビーTrue HD/モノラル
・字幕:日本語字幕
DISC1 世界残酷物語<HDニューマスター版>
イタリアの雑誌記者出身で“夜もの”と呼ばれた性風俗映画を撮っていたグァルティエロ・ヤコペッティが、世界の野蛮で残酷な奇習や風習を記録した異色ドキュメンタリー映画。
一部に演出やいわゆる“やらせ”も含んだショッキングでいかがわしい手法は、以降“モンド映画”という名の同系統作品を大量に生む世界的ブームを巻き起こした。
日本においてもセンセーショナルな宣伝が功奏し、1962年洋画配収第2位となる大ヒットを記録。
1976年には続編の「続・世界残酷物語」(63)とあわせた「総集版」がリバイバル公開された。
抒情的で甘美なリズ・オルトラーニによる主題曲『モア』も大流行し、1963年度アカデミー賞にノミネートされるなど本作のヒットに貢献した。
収録エピソード
■マンハントあれこれ
■ニューギニアの子豚に授乳する原住民と5年に一度の肉食祭り
■ロスの愛犬墓地と台北の犬肉屋
■大量のビールを飲まされマッサージされる松阪牛
■香港のゲテモノ市場とニューヨークの高級ゲテモノレストラン
■カラブリア州の流血祭
■シドニーの女性海難救助隊
■核実験で被爆した動物たち
■マレー海岸のサメ漁
■東京温泉の性感マッサージ
■シンガポールの死の家
■カリフォルニアの廃車処理場
■イヴ・クラインの人間絵筆
■ホノルルの豪華ツアー
■ポルトガルの闘牛祭
■パプアニューギニアの最後の野人
■未開人の飛行機崇拝─など。
DISC2 続・世界残酷物語<HDニューマスター版>
世界の変わった奇習や風習を描き、世界的ブームを巻き起こした「世界残酷物語」(62)の続編。
前作の大ヒットを受け、主に前作で未使用だったフィルムを使って急きょ製作された。
当時ヤコペッティ本人は交通事故で入院中であり、クレジットに名前はあるものの本作にはほとんどノータッチで、実際に本作を監督したのはパートナーのフランコ・プロスペリと言われている。
お家芸である“やらせ”はさらにエスカレートし、有名なサイゴンの僧侶焼身自殺シーンでは“これは再現フィルムではないのか?”との疑惑・論争まで起こす事態となった。
そうした本シリーズのやりたい放題的事実捏造は、ヤコペッティ・モンド映画の最高峰であり問題作である次作「さらばアフリカ」(66)でその頂点を迎えることになるー
収録エピソード
■声帯を切られる犬
■世界カツラ事情
■世界警官事情
■メキシコの風変りお菓子と虫文化
■ハワイの泥風呂
■牛のフンで作ったマサイ族の家
■世界人妻事情
■キス売ります
■世界信仰事情
■衝撃!修行僧の焼身自殺
■マガディ湖のフラミンゴ
■物乞いと雨乞い
■文明社会のミイラ
■石頭コンテスト
■人間打楽器コンサート─など。。
DISC3 さらばアフリカ<HDニューマスター版>
「世界残酷物語」シリーズ(62-63)で一世を風靡したモンド映画の始祖G・ヤコペッティが約3年の歳月を費やし完成させた超大作。
本作は60年代に独立運動が激化したアフリカ諸国の実態と混迷の様を克明にとらえたヤコペッティ最大の自信作になるはずであった。
が、前2作と比べて重く悲惨な映像が多いうえに、いくつかのシーンでまたしても“やらせ”疑惑が勃発。
マスコミに叩かれた挙句、映画は興行的大惨敗を喫してしまった。
さらに終盤のコンゴ動乱シーンでは、反乱軍の拠点となる村の掃討作戦にカメラが同行。
傭兵たちによる略奪・虐殺の一部始終を撮影したばかりか、本物の処刑シーンすらもフィルムに収めた。
このことは大問題となり、ヤコペッティは殺人教唆の罪で告訴された。
イタリア司法省の調査により最終的には無罪となったが、真相は今も不明である。
これ以降、ヤコペッティはドキュメンタリー映画を撮ることを完全にやめてしまった。
収録エピソード
■ケニア独立
■マウマウ族の裁判
■シマウマの罠
■象狩りと密猟
■動物救出本部
■アラブ人大虐殺
■大人に憧れるアフリカの娘たち
■タンガニーカ回教徒虐殺
■コンゴ動乱と略奪
■アフリカ・マネー─など。
© RTI 1962
© RTI 1963
© RTI 1966