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タイトル |
男はつらいよ・望郷篇(オトコハツライヨ ボウキョウヘン) |
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労働の尊さに気づいた寅さん、お豆腐屋さんに就職!?山田洋次監督の演出に戻ってのシリーズ第5作。
TVシリーズのレギュラー陣が勢揃い!監督が1&2作目の山田洋次に戻ってのシリーズ第5作。
以後、山田監督は全てのシリーズ演出を担うことになる。/恩人の危篤を知った寅さん(渥美清)は、
弟分の登(津坂匡章)を連れて北海道へ。そこで労働の尊さに気づいた彼は、
千葉県浦安のお豆腐屋さんに居候して油まみれになって働くのだが、例によってそこのお嬢さん・節子(長山藍子)にほのかな恋を……。
今回のマドンナ、長山藍子はかつてTVシリーズでさくらを演じており、
彼女と映画版さくら(倍賞千恵子)が対峙するシーンなど、寅さんファンにとっては別の意味でも感慨深い。
それもあってか、今回は寅さんとさくらの兄妹愛が濃厚に描かれており、改めて本シリーズの根幹を知らしめる作品となっている。
井川比佐志、杉山とく子もTVシリーズのレギュラー陣。
前半で登場するD-51など、今はなき蒸気機関車の勇姿を拝めるのも貴重だ。