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タイトル |
男はつらいよ・翔んでる寅次郎(オトコハツライヨ トンデルトラジロウ) |
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結婚式から逃げ出して寅さんの胸に飛び込む“飛んでる花嫁"!
義侠心転じてほのかな恋の寅次郎…果たしてその結末は!?
“翔んでる女"といった言葉が流行していた1970年代末、
その代表格でもあった桃井かおりをマドンナに迎えて贈る『男はつらいよ』シリーズ第23作。
ここで彼女が演じるひとみは、マリッジブルーが高じて結婚式から花婿(布施明)を置いて逃げ出してきた花嫁。
しかも、そのエスケープ先が葛飾柴又の寅さん(渥美清)であったがために、
例によって“とらや"の人々は大騒ぎ!今回の彼女は従来のイメージとは少し異なりしっとりした雰囲気で、
そこに山田洋次監督ならではの卓抜さも感じさせられる。
一方、翔びまくった人生を送りながらも、恋愛に関してだけは小学生の甥っ子・満男(中村はやと)にまで心配されてしまう寅さんは、
いつそちらの方面でも翔べるのか?
つには惚れた女の結婚式で仲人を務めるのだから(独身なのに!?)、これぞまさに“男はつらいよ"!