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タイトル |
さよなら、アドルフ(サヨナラ アドルフ) |
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ヒトラーとナチ幹部の残虐行為は、彼らの子供に何を残したのか?
これは、”ヒトラーの子供”の《戦後》を描いた初めての映画ー
これまで幾度となく映画で描かれてきた第二次世界大戦期のドイツだが、ナチ幹部の家族のその後は、あまり語られてこなかった。
今まで目を向けられることが少なかった、戦争犯罪人の子供たちの戦後。
ヒトラーの子供に課せられた余りにも過酷な運命と、戦争の深い傷跡を浮き彫りにし、観る者に問いかけてくる。
愛する両親が想像を絶する大量虐殺を犯していたと知ったとき、子供は何を思い、何をみつけるのだろう?
ー映画史上かつて誰も描いたことのない新たな物語が観る者の魂を揺さぶるー。
★第85回アカデミー賞外国語映画賞オーストラリア代表に選出され、世界各国の国際映画祭で高く評価された衝撃作!
脚本・監督は、オーストラリアの俊英ケイト・ショートランド。
カンヌ国際映画祭ある視点部門に出品されたデビュー作『15歳のダイアリー』(04)以来となる本作は、ブッカー賞最終候補となったベストセラー小説「暗闇の中で」を原作に、全編ドイツ語で撮影された。
前作で高く評価された思春期の少女の心の機微と成長を描く手腕が本作でもいかんなく発揮され、オーストラリア国内だけでなく、ロカルノ映画祭、ストックホルム映画祭などで数々の賞を受賞した。
★主人公のローレを演じるのは、次世代の注目女優として、ベルリン映画祭でシューティングスター2013に選ばれた実力派サスキア・ローゼンダール。
ユダヤ人青年を演じるのは、カンヌパルムドールを受賞した『白いリボン』でブレイクしたカイ・マリーナ。
【ストーリー】
1945年、春。ナチス親衛隊の高官を父に持つ14歳の少女ローレ。ナチス・ドイツの勝利を信じていた彼女は、ヒトラー総統が亡くなったという母の言葉にショックを受け混乱する。やがて両親は連合軍に拘束され、彼女は幼い4人の弟妹たちと取り残されてしまう。そこで、彼らを連れて遥か900キロも離れた祖母の家を目指すことに。
ところが、敗戦を境にナチスに対する世の中の風向きは一変し、特権階級の生活を謳歌していたローレたちは行く先々で冷たい仕打ちに直面する。そんな中、偶然出会ったユダヤ人青年トーマスだけがローレに優しく手をさしのべる。
それまで当然のように蔑んできたユダヤ人に助けられ、戸惑いを隠せないローレだったが…。
【スタッフ・キャスト】
脚本・監督:ケイト・ショートランド
出演:サスキア・ローゼンダール、カイ・マリーナ
【特典映像】
メイキング、劇場予告
2013年アカデミー賞 外国語映画賞オーストラリア代表
2013年ドイツ映画賞 作品賞・撮影賞・衣装賞・音楽賞ノミネート
2012年ロカルノ国際映画祭 観客賞受賞
2013年ストックホルム国際映画祭 作品賞・女優賞・衣装賞・音楽賞受賞
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